【第9回 あの日のためにもうひと踏ん張り】
今、この状況、非常事態宣言の中、こんな中だからこそ文化は必要だ。
自分が思うのは、ダンス始め舞台や演劇、芸能や祭りが大好きだ。
そういったものが、なぜ必要なのだろうと思うときに、やはり共鳴、共感がするからだと思う。
「その身体性わかる!」
「その気持ちわかる!」
「そうなったら、自分はこうしてしてしまうかもしれない!」
その気持ちの中を代弁してくれる何かや身体性がそこにはある。
昔、ジャッキーチェンの映画を観た時に、
自分自身が強くなったかのように思うアレである。
マイケル・ジャクソンの映像も百万回ぐらい見た。
沢山の映像も擦り切れるぐらい見た。
自分も世界中のダンサーよりもこれだったら、自分の方が上手く出来るという事もしてきたし、このジャンルだったら引けを取らないと思ったこともあった。
人間の可能性は、まさに楽器のようなもので、
吹き方、響き方により、経験値や感情により、無限に拡がっていく。
それにより人間が創り出す文化は無限の可能性を秘めている。
その可能性や表現や想像力を目の当たりにした時に、
何でもやれる気がした。
それが、今、幕を閉じているダンスや演劇、芸能や祭り。
こうして人に会うのも限定されてくる毎日を送って、
目を閉じると、
「あのメンバーと踊りたい、騒ぎたい、馬鹿騒ぎしたい。」
という想いばかりがよぎる。
その日のために、もう一踏ん張り。
僕はあの日が返ってくると信じています。
0コメント