【第5回 座るということ】
何年か前に京都のお寺に一週間籠り、座禅修行をした。
あの時は心落ち着く暇もなく、それでいて、地に足がついていない。
今もそうなのかも知れない。と、ふと思う。
仙骨をしっかりと立て、若干胸骨を開き、丹田の前にゆっくりと手を置き、気を練る。
ゆっくりと息を鼻から吸って、口から細く吐く。
自分の呼吸に集中しながら、体の部位を一つ一つ確かめるように意識を持っていく。
決して特別なことではないと思うけど、意識しないとなかなかできない事。
でも、それによりなんだかスッキリするから不思議だ。
最近バタバタとした日々を過ごしていたけれど、今日は改めて朝から良いスタートがきれた気がしました。
そうだ。
ここで座り方について少し書いておこう。
これは椅子に座る時の座り方です。
1、椅子に深く座り骨盤を立てて、上体をやや前傾気味にします。
2、胸を軽く張り、胸骨を少し斜め上に引き上げます。
3、左右の肩甲骨を一度上に引き上げて下ろします、その後、一度中心に肩甲骨を寄せて手を重力に任せておろします。
4、最後に頭を天井に引き上げます、イメージでは頭部と体幹が床に垂直になるようにしていきます。
そこから、ゆっくりと呼吸してください。
改めてきちんと座るということで、呼吸が楽になり、体幹が鍛えられ、胃腸の動きも良くなります。
やはり、日常の中でどのように過ごすかにより、自分の価値自身も上がります。
ぜひ、オフィスなどでやってみてください。
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